父の心筋梗塞 「地獄を見た」はなし
.jpg)
父の件ではたくさんご心配と励ましをありがとうございます。
おかげさまで動画の通り、ほそぼそではありますが、いつもの暮らしを取り戻せています。
あの自称「18から酒とたばこは欠かしたことがない」父が、すっぱりたばこをやめたようです。
それこそ、60年以上吸い続けてきたたばこをこんなにすっぱりやめるほど、本当に怖かったようです。
色々なケースがあると思いますが、父から聞いた話を書きます。
かなり長くなるかもですので、興味あれば見てください。↓
倒れた朝は、いつものように起きて、トイレに行ったあとに胸が苦しくなってその場にうずくまりました。
少ししたら落ち着くと思ったけれど落ち着かなかったのでこれはまずいと思い、おろおろしている弟(息子)に、救急車を呼んでもらいました。
とにかく病院嫌いなのでかかりつけもなく、一番近い総合病院にアクションしたけれど、急患が入ったので断られ、遠くなりましたが心臓の専門の大きな病院に運ばれました。
病院に行ったときには、弟が医師から説明を受けたあとで、ちょうどコロナとインフルエンザが流行りだしたときだったので、ICUに入れるのは1回に二人まで、かつ1回10分のみ。
ICUなので長居はできないので様子を見るだけでしたが、処置を施されて苦しみが減ったらしく元気ではありました。
ただ、血圧をあげるような会話はしないでほしいといわれていたので少しだけ。
そのあと執刀してくれた先生から話を聞くと、
・心臓から出ているふとい血管が3本あるうち、1本しか機能していないこと。2本はボロボロで詰まっていてこのままでは生命維持できないので、緊急手術になりました。
・その日は土曜日で、通常週末はオペはしないのだが、すぐにでもしないと危険なので、翌日の朝から6時間の予定で手術をするが、緊急なので通常行うということでした。
翌日は9時半から面会できるというので少しだけ激励して終わる16時半まで外出もせずに待合室で待ちました。
17時過ぎにICUに呼ばれて見に行くと、頭の上には数字がたくさん見える機械が3台ほど、父の横には10段くらい積まれたエコライザーみたいな機会が赤い帯をビカビカさせていました。その機械から父にまるで時限爆弾のように色とりどりのコードが何十本もつながれていました。
医師からは手術的には成功したが、心筋梗塞の副反応として、血が一気に流れるようにって体のいたるところで詰まっていたものが流れて、脳、体の各種臓器、四肢などに詰まってしまうことがあり、いちばん怖いのは脳梗塞であることは改めて告げられました。
そのあとは、面会した父の動画の通りです。
今回聞いたのはその間、HCUに移動するまでの話です。
実際、父の意識が戻ったのは翌日の朝ですが、術後、どのくらいか全くわからないけど、父の中では暗黒の中をさまよっていたそうです。
とにかく痛みと恐怖のなかで暴れていたようです。
実際、暴れて暴言も吐いて看護師さんや先生を困らせていたようですが、多分「あるある」みたいです。
その間、真っ暗いところで這い上がろうとするのに足をしたから引っ張られて、「このままじゃ地獄に落ちる」と真剣に思ったようです。
それを自分の中で何時間なのか何日なのかわからないほどもがいているときに暴言を吐いていたみたいです。
落ち着いたのは2日半くらいたったあとのようでした。
落ち着いてはっきり「起きた」ときには、痛みはほぼなく、苦しみも恐怖も不思議となくなっていたようです。
その本当に感じた恐怖が今も忘れられず、退院して普通に暮らせているけど、あれがまた繰り返されることの恐怖のほうが大きいみたいで、きっぱり喫煙もやめたそうです。
その割には退院した日に台湾ラーメン食べに行ったりして、マロンママの発狂を買っていましたが、スープは半分に薄めてもらったりいまだにしているようです。
何もかも取り上げるのはかわいそうなので、その他の生活を注意しつつ、まだまだ油断できない状態ですし、これからいちばん怖い冬の季節が来るので対策を考えつつサポートしていきたいと思います。
本当に怖い思いをしたようで、面会のときはその話をしどろもどろしていたのですが、帰宅してから訪問して2回とも同じことを言っていたので本当に怖かったようです。
明日は我が身なので、いろいろと気を付けようと思いました。
- 関連記事
-
- ピクミンの着ぐるみ💜 (2023/11/28)
- 父の心筋梗塞 「地獄を見た」はなし (2023/11/20)
- 冬眠みたい (2023/11/14)